網干の家 訪問

2011年に完成したおうちに訪問してきました。
8年経ちますが本当に綺麗な状態で使っておられ、また経年変化で渋く色付いたフローリングが一番に目に入りました。

最近ではナラのフローリングを使うことが多いですが、この物件は栗を使用しております。
栗は、はっきりした木目が特徴で、“木らしい木”と言える樹木です。
タンニン(防虫・防腐効果のある成分)が多く含まれていて、腐りにくく、また年月を経る毎に深い味を醸し出すのも特徴です。
(ちなみにタンニンは革にも多く含まれ、使い込むごとに味が出る性質は革も木材も同じです)

時間の経過とともに色の美しさが増し、傷もご家族の思い出となる、それが無垢材の良さです。
新品のデニムよりもヴィンテージデニムの方が高い価値であるように、フレッシュな味わいだったワインが年月を重ねるほど熟成し芳醇な味わいとなるように、無垢材も経年で表情が味わい深くなっていくのを楽しめる素材です。
それは既製品や合板のフローリングでは味わうことが出来ません。

外部の石にも苔が生え、竣工時に植えたモミジも立派になっておりました。

10年後が楽しみです。