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先週は雪が積もりましたね。姫路では今シーズン初雪?だったのではないでしょうか。
車のワイパーが雪の荷重で故障してしまいました。どうしましょう。

建物を設計するときにも、「積雪荷重」というものがあります。
法律で一般地域と多雪地域が決められており、雪の多い地方はかなりの雪の重量を見込んで設計しないといけません。
姫路は一般地域なので積雪30cm(安富町は40cm)です。
1㎡に1cm積もると約2kgです。2kg/㎡×30cm=約60kg/㎡ です。
瓦屋根の荷重が約60kg/㎡なので、だいたい同じくらいですね。
※構造計算での単位N(ニュートン)を感覚的に分かりやすいkgで記載しているため、約○kgという表現にしております。

一方、豊岡市など雪がよく降る地域では積雪は1.5や2mに指定されています。
約2kg/㎡×200㎝=約400kg/㎡。1㎡あたり、約400kgも雪の荷重がある計算です。重たい!
このため、積雪の多い地方では荷重に耐えるために部材が大きいです。

温暖化の影響?で年々雪が減ってきているような気がしますので、姫路で計画される方は法律以上に積雪荷重を見ておく必要はあまりないかなと感じております。
ですが、屋根材に関してはきちんと材料の特性を分かった上で検討されたほうが良いように思います。

最近は非常に寒いので凍結について。
屋根材が凍結するとどうなるのでしょうか??
瓦やスレートなど屋根材にはそれぞれ吸水率というものがあります。これは材料にどのくらい水が染みこみやすいかという数字で、数字が大きいほど染みこみやすいです。
水がたっぷり染みこんだ屋根材が凍結して中の水分が氷になり、屋根材の体積を膨張させてしまいます。
溶けたり→凍ったりを繰り返していくうちに、ひび割れなどの劣化が起こりやすくなるのです。
吸水率の高い材料は比較的安価のものが多いですが。建物の耐用年数やコストのバランスがあるので、一概にこれがダメでこれが良い!ということは言いづらい。。

雪だけでなく、海沿いだと塩害対策や、台風が多い地域だと暴風雨対策などその土地に合った素材・工法があります。
長く住まう家は外観のデザインの好き嫌いだけでなく、その土地に合った素材も考えてみてはいかがでしょうか。