実施設計

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設計のしごと 第三弾は「実施設計」について。

前回紹介した基本設計の間取りや外観のイメージなどをもとに細かい設計を行っていきます。

アークの実施設計

実施設計とは実際の工事や見積もりに使う図面です。

1.まず設備の状況確認からです。給水や排水、電気やガスが現状がどこまで入っているか、どんなルートで宅内に引き込んでいくかを決めていきます。
工事の順番や外構計画も気にしながら、いろんなルートを検討していきます。
家の中への設備のルートが決まると次は各部屋へのルートを検討します。

2.ある程度設備がばくっとできたら、次は構造計画です。
基本設計をもとに構造計算をし、補強が必要なところや、↑で考えた設備のルートと干渉するところなど、問題を解決していきます。
計算しながら設備と構造材と下地・仕上げ材を同じ図面に書いているので、ぐちゃぐちゃ・・・。

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しかし!レイヤーで分けているので必要な事だけ表示させることができます。
床下の基礎と設備だけ、など。パソコンは便利です。

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3.構造計算もばくっとできたら、次はお施主様にご協力いただく「家具リスト」などをもとに平面図の詳細をおさえていきます。
既製品のタンスなども壁面にすっぽりはまるように設計すると、造付の家具のようにきれいにおさまります。
こんな感じです。下は既製品の家具で、上は造付の家具です。

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収納も、お手持ちの家具もきれいにおさまるように設計することによって、物を隠すための扉の製作費もかからず、新たな家具の製作費もかかりません。
大切な家具を活かした家になります。

4.収納量やコンセントの計画、キッチンなどを見にショールームに行ったりします。
施主様のイメージに合うものを探したり、仕上げ材なども現物見本などで確認したり。
すぐに決めてしまうのではなく素材の長所や短所をご説明し、相談しながら進めていきます。

打ち合わせを重ねながら色んなことを詰めていき、少しずつ設計図書ができあがります。

途中、家づくりについて本やネットで調べたり、色んな建物を見たりしていると、やっぱり前決めたよりこっちの方がいいかな?と、迷われることもあるかと思います。
しかし計算してるし、変更言いづらい、、、とは決して思わないで下さい。
申請を出すまでの設計変更だと、アークの内部の仕事(計算のやりなおしと図面訂正の手間)だけですみます。
申請がおりてしまってからの変更だと、手間と変更申請の手数料(証紙代)が必要になります。
工事してからの変更だと、↑プラス、職人さんの人工+もとの材料費+やりなおしの材料費がかかってきます。
設計期間に時間をかけることは、こういった変更にかかるコスト減にもなるのです。

家はほとんどの方が人生で1番高い買い物。
一生に一度の大イベントです。
お施主様が納得できるものができるまで、とことんやります。