姫路 土山の家

kusa01まもなく着工する“土山の家”は、林田町の日下部大工さんから依頼をうけ設計を担当した家です。日下部大工さんとは“林下の家”で大工仕事を依頼したのが出会いです。この家は、長方形の一角を頂点とする登り屋根の単純な形状をしていますが、短辺と長辺の流れ長さが違うため屋根を支える束の長さが一定でわありません。束高さを全て割り出す必要があり手間のかかる難しい建物でした。全て墨つけ、手刻み加工で仕上げていただいたのをきかっけにお付き合いが始まりました。kusa02

腕の良い大工さんと出会うと、なんとなく感じるものがあります。仕事が終わるころには、お互いの力を認めお付き合いが続いています。今度は日下部大工さんから“たつのの家”の設計依頼を受けました。日下部大工さんの技量を知る私は、八角形の家を提案、四角形の屋根をのせることで四隅に深い庇が特徴の家を提案しました。基本構成はそのまま採用されることになり、木組みに特徴のある家となりました。kusa03

日下部大工さんには木組みに特徴のある計画を提案します。“土山の家”は八角形の四分の一を切り取った形で、吹き抜けに空間に暖炉のある家に仕上がる予定です。この家は、木組みが完成する棟上げ終了時に再度レポートする予定です。日下部大工さんの技と木組みの面白さを紹介したいと考えています。

材木のプレカット(機械加工)が主流になり、墨つけ・手刻み加工のできる大工さんが減ってきています。プレカットで育った大工さんたちは、加工された材木の組み立てや既製品の枠の取り付け等は上手ですが、木の加工ができなくなっています。良い“木の家”を手に入れるには、“墨つけのできる大工さん=木の癖を理解している大工さん”にお願いすることが必要です。