英賀保の家Ⅱ 古民家再生9

13年3月に改修のお話をいただき、半年かけて計画・打ち合わせさせていただきました。そして13年9月、解体前のお祓いをおこない着工となりました。建物の規模も大きく、また築100年の建物ということもあり、当初3ヶ月間で終わる予定の工事が6ヶ月かかってしまいました。工期は大誤算でしたが、その分 大工さんの手がしっかり入った工事となりました。

arc-reform1まず玄関のbedore-afterになります。既設の床はシート貼だったのですが全て撤去してしまい、無垢材のフローリング貼りになりました。聚楽壁(塗り壁)の塗り直しをおこない、木部をベンガラで濃い色に再塗装しました。新建材をつかった建具を撤去し、和紙ガラスをつかった格子の建具に入れました。

arc-reform2arc-reform6ロフトスペースの写真になります。既設の床を撤去してしまい、吹き抜け空間となりました。また天井も取っ払い、太鼓梁を現しにしベンガラで塗装しました。ここも新建材の建具を撤去し、舞良戸と呼ばれる板戸を入れました。グッと和風の雰囲気に変わりました。
arc-reform3寝室は、天井高が1.7mとかなり低かったため天井を撤去してしまし、ここも太鼓梁を現しにしました。かなり開放感のある空間に生まれ変わりました。新建材の建具を撤去し、和紙貼りの建具に入れかえました。数十年前に流行ったモザイクパーケットの床材を撤去し、無垢のフローリングに張り替えました。
arc-reform4arc-reform5土間スペース(納屋)だったところが、リビングになりました。ロフトスペースとつながる吹き抜け空間になり、今回の改修工事で一番雰囲気の変わったスペースになりました。右奥にひかっているのはペレットストーブです。アークがペレットストーブ販売の代理店になって納品させていただいた第一号です。また既設の天井を撤去し、太鼓梁の現しになりました。新たに入れた太鼓梁は一本もなく、全て既設の梁になります。

100年前に建てられた時はたくさんの太鼓梁や柱が現された、かなり立派な建物だったと思いますがリフォームの度に新建材で覆われていったのだと思います。かなり大がかりな工事になりましたが、それを元に戻しつつ、“大工の技と木”をいかしたアークならではの“デザインリフォーム”になったと思います。