姫路 白浜の家Ⅴ

既設建物が建った状態では北から西側に見通しの悪い曲がった道路に接する立地です。風通しの良い明るい敷地にするために計画したのが“扇形の家”です。sirahama5sikiti既設建物を西側道路より見た状況:建物が敷地一杯に建ち、写真左側の山も迫ってきています。
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初期のプレゼン模型:建物を扇形にすることにより、見通しの良い道路と、風通しの良い明るい空間が確保できました。建物は、ほぼ初期案のまま建つことになります。
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放射線状にフレームを並べることで、扇形を構成しています。横方向のつなぎ材は直角ではないため大工さんの技量が問われる骨組みです。笹原棟梁の手があってこそ建てることができました。
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完成後は、2階天井の化粧梁しか見ることができませんが、1階から2階まで全てのフレームが放射線状に並ぶ美しい構造体です。
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2階リビングには、チーク材の目地が放射線状に入り、フローリングが扇状に張られている手間のかかる仕事がされています。
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扇の中心には、円形のデッキと中庭が造られています。
“白浜の家Ⅴ”は、地域に開放した敷地により、明るく風通しの良い住まいとなりました。2階リビングからは気持ちの良い高さから山の木々を眺めることができます。なにより、家造りには腕の良い大工さんが不可欠であることを再認識させられた住まいです。