『まちや紳士録』を見て

agaho01兵庫県立大学県境人間学部「ひょうご森と木の文化フォーラム」と姫路「町家再生塾」が、福岡市八女市において町家再生に取り組んでこられた「北島 力」さんを中心とした活動のドキュメンタリー映画『まちや紳士録』の上映会を主催され、再生塾 塾長の山田克幸氏のお誘いで見ることができました。映画では、八女市での町家再生から活用まで官民が一体となっての取り組みや、目に見えない苦労がよく描かれています。町家の持ち主は「住みにくい」、「維持費がかさむ」等の理由からそこに住むのをあきらめているケースが多く、その中で北島さんの取り組みは、持ち主だけに改修を依存するのではなく町家を再生するための資金集めや、町屋に住みたい人(賃代人)の募集まで、借りた人が町家を利用しながら保存していくシステムをつくられているとこらがすばらしいと思いました。姫路においては、「姫路・町家再生塾」が中心に町家の調査、再生に取り組まれていますがあまり知られていないのが残念です。官を交え、町家再生基準(町家の改修方法)等を定め町家の利用方法に知恵をしぼるシステムづくりが必要だと思います。現代取り組んでいる町家の改修、『英賀保の家Ⅱ』がほぼ完成をむかえた時期に重なったため考えさせられるところがありました。今後、町家の改修(再生)の仕事があれば「姫路・町家再生塾」の方と歩調を合わせ、「姫路としての町家再生」に取り組んで行きたいと思います。